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ADPKD(常染色体優性多発性嚢胞腎)と「脳動脈瘤」

ADPKD/多発性嚢胞腎の特徴的な合併症として「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」があります。

脳動脈瘤とは、脳内の血管にできた膨らみ(こぶ)のことで、破裂すると、“激しい頭痛”などの症状が現れ、くも膜下出血を起こし、命を落とす危険性が高いことが知られています。

脳動脈瘤の原因については遺伝的要因と環境的要因があり、家族歴がある場合、発症リスクは高くなるといわれています。

ADPKD/多発性嚢胞腎など、ある種の遺伝性の病気の患者さんに脳動脈瘤ができやすいとされており、動脈壁に存在する異常が原因と考えられています。

ADPKD/多発性嚢胞腎の患者さんは家族に脳動脈瘤になった人がいる場合で約16%、いない場合で約6%に脳動脈瘤の合併が認められています。

ADPKD/多発性嚢胞腎は高頻度で「高血圧」を引き起こす

ADPKD/多発性嚢胞腎などの腎臓の病気で、腎臓の働きが低下してしまうと、CKDの原因となります。

ADPKD/多発性嚢胞腎では非常に高い頻度で高血圧を引き起こすことが多く、 50〜80%の患者さんが高血圧を合併するとされています(図)。

ADPKD/多発性嚢胞腎もCKDの1つであると考えられているため、早期から血圧を適正に保つ必要があります。

腎臓の病気においては、悪循環の関係にある合併症の発症を防ぎながら、腎臓の働きを維持する治療がとても重要になります。

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